【旅行の最適化】No.302 アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉宿泊レビュー【2回目】:朝食付15,800円、747号室と館内完結の「都市型リゾート」

旅行の最適化 (Travel)

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日曜の夜21時30分、みなとみらい。仕事でも観光でもない、ただ「都市の真ん中で1泊回復する」ためだけに取った宿である。

アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉。ホテル番号302、全2,311室・地上35階建という日本最大級のスケールを持つ、アパグループのフラッグシップだ。今回のプラチナ修行は【11泊目/20泊】。

この物件は当ブログで一度レビュー済みだが(No.302 初回宿泊レビューはこちら)、前回は館内モジュールの多くが未検証のまま終わっていた。今回はアパ直・朝食付プランを15,800円で確保し、意図的に「ホテルから一歩も出ない」運用を試している。深夜の屋台ラーメン、朝のビュッフェ、昼のカレー——生活に必要な全レイヤーが1棟の中で閉じるのか。その検証ログが本記事だ。

アパホテルという「共通プラットフォーム」自体の攻略法は、アパホテルを「移動の拠点」に変える論理的な活用術にまとめている。

アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉正面
アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉外観

この記事でわかること

  • みなとみらい線・馬車道駅徒歩3分/桜木町駅徒歩9分という立地の実力
  • 7階747号室の客室設備と、窓から見えるみなとみらいの眺望
  • 朝食付15,800円(アパ直)というプライシングが妥当かどうかの判定
  • 3階「レストラン ラ・ベランダ」GRAND BREAKFAST『YOKOHAMA』の実食レビュー
  • 1階「屋台416RAMEN」の客室テイクアウト運用(深夜2時まで稼働)
  • 大浴殿〜玄要の湯〜・プール・フィットネスジムを含む館内モジュールの使い分け

目次

  1. 基本情報
  2. アクセス:馬車道3分、みなとみらいと関内の結節点
  3. 周辺スポットへの徒歩動線:観光もイベントも徒歩圏で処理できる
  4. 館内モジュール:1棟で街が完結する「都市型リゾート」
  5. 客室レビュー:7階747号室、標準仕様の「コックピット」
  6. 眺望:汽車道・コスモクロック21・ベイブリッジまで抜ける窓
  7. 電源・通信環境:客室に自前のセグメントを立てる
  8. バスルームと大浴殿〜玄要の湯〜
  9. 深夜の補給線:屋台416RAMENを客室にテイクアウト
  10. 朝食:3階「ラ・ベランダ」GRAND BREAKFAST『YOKOHAMA』
  11. 昼食:アパ社長カレー 横浜ベイタワー店
  12. チェックイン/チェックアウトと12時レイトチェックアウト
  13. 予約経路の選び方:朝食付15,800円の損益分岐点
  14. このホテルが向く人・向かない人
  15. よくある質問(FAQ)
  16. 総評:泊まるためではなく「滞在するため」の箱
  17. 関連記事:プラチナ修行の宿泊ログと関連トピック

基本情報

ホテル名アパホテル&リゾート〈横浜ベイタワー〉(ホテルNo.302/全室禁煙)
規模地上35階建/全2,311室(日本最大級)
所在地〒231-0002 神奈川県横浜市中区海岸通5-25-3
アクセスみなとみらい線「馬車道駅」4番出口(万国橋口)徒歩約3分/JR・市営地下鉄「桜木町駅」南改札・東口 徒歩約9分/JR・市営地下鉄「関内駅」北口・9番出口 徒歩約10分
チェックイン/アウト15:00/11:00(アパ直会員特典で12:00レイトチェックアウト可)
インターネット全客室Wi-Fi無料
大浴殿あり(大浴殿〜玄要の湯〜/準天然光明石温泉・露天風呂・マイクロバブル湯)※サウナは非搭載
朝食3階「レストラン ラ・ベランダ」ビュッフェ 6:30〜14:00(90分制)
館内飲食ラ・ベランダ(3F)/KITCHEN MANE(35F)/REVO BREWING(1F)/和善(1F)/Vee Sweets CAFE(1F)/アパ社長カレー(1F)/屋台416RAMEN(1F)/ファミリーマート(1F)
駐車場タイムズ(24時間)宿泊利用 普通車2,000円/ハイルーフ車3,000円
今回の部屋747号室(7階)
宿泊料金15,800円(アパ直経由・朝食付)
宿泊日2026年8月9日(日)〜8月10日(月)

※料金・在庫は時期・曜日・イベント開催状況で大きく変動する。最新条件は予約時に必ず確認してほしい。

アクセス:馬車道3分、みなとみらいと関内の結節点

最寄りはみなとみらい線・馬車道駅4番出口(万国橋口)から徒歩約3分。桜木町駅からも徒歩約9分、関内駅からも徒歩約10分と、3駅からの経路が並列で生きているのがこの立地の本質だ。

横浜という街は、みなとみらい・赤レンガ倉庫・大さん橋・山下公園・元町・中華街と、見どころが広範囲に分散している。移動距離(トラフィック)が伸びやすいエリアだからこそ、拠点をどこに置くかで一日の効率が変わる。このホテルは、みなとみらい21地区と関内地区のちょうど境界——両エリアへ等距離で応答できるノードに立っている。

羽田空港へはみなとみらい線→横浜駅で京急線に乗り換えて約45分、IC運賃590円。羽田からのリムジンバスは大人1,000円、成田からは大人4,000円。出張の前後泊にも素直に噛み合う。

周辺スポットへの徒歩動線:観光もイベントも徒歩圏で処理できる

ホテルの前が運河(万国橋)なので、みなとみらい側にも関内側にも橋を1本渡るだけで抜けられる。主要スポットまでの目安は以下の通り(いずれも徒歩・実測ではなく地図上の概算)。

  • 横浜ワールドポーターズ:約7分(万国橋を渡ってすぐ)
  • 横浜赤レンガ倉庫:約10分
  • 汽車道〜ランドマークタワー/ランドマークプラザ:約15分
  • 山下公園・大さん橋:約15〜20分
  • 横浜中華街:約15〜20分
  • パシフィコ横浜:約15〜20分(みなとみらい線なら馬車道から1駅)
  • Kアリーナ横浜/ぴあアリーナMM:約20分

注意点として、このエリアはイベント日の宿泊需要が跳ねる。パシフィコ横浜での大型展示会、Kアリーナ横浜やぴあアリーナMMでのライブが重なると、同じ部屋の料金が平常時の倍近くになることも珍しくない。逆にイベントに参加する側なら、この立地は「終演後に徒歩で帰れる」という強い価値になる。

ちなみに、2025年8月に日本初開催されたフィットネスレース「HYROX YOKOHAMA」の会場もパシフィコ横浜だった。競技の中身と会場の作りについてはAirAsia HYROX CHIBA 2026の現地レポートにまとめてあるので、次に横浜開催があるなら、この物件は有力な前泊拠点の候補になる。

館内モジュール:1棟で街が完結する「都市型リゾート」

この物件を「大きいアパホテル」と要約するのは、仕様の読み違いだ。正しくは「宿泊機能を核に、飲食・入浴・運動・購買を1棟に統合した都市型リゾート」である。

  • 【朝食・ブランチ・ディナー】レストラン ラ・ベランダ(3F):みなとみらいを望むビュッフェ。ブランチ6:30〜14:00(90分制)、ディナー17:30〜21:30。
  • 【最上階】KITCHEN MANE(35F):横浜港を望むレストラン&バー。日〜木13:00〜23:00、金土は27:00まで。
  • 【クラフトビール】REVO BREWING(1F):醸造所併設。常時10種類以上の生ビール。
  • 【和食】創作和食レストラン「和善」(1F):ディナー17:00〜22:30。うどんすきが名物。
  • 【カフェ】Vee Sweets CAFE(1F):全メニューがヴィーガン・ハラール・アレルギーフレンドリー。リモートワーク利用可。
  • 【定番】アパ社長カレー 横浜ベイタワー店(1F):朝7:00〜9:30/昼11:30〜15:30/夜16:30〜20:00。11席、テイクアウト可。
  • 【深夜】屋台416RAMEN(1F):18:00〜翌2:00(L.O.1:30)。客室テイクアウト対応。
  • 【24h稼働】ファミリーマート(1F):深夜の補給線。
  • 【リカバリー】大浴殿〜玄要の湯〜:準天然光明石温泉・露天風呂・マイクロバブル湯。
  • 【身体の最適化】フィットネス/プール:フィットネスジムとプールを備える(利用時間・料金は時期により変わるため公式で要確認)。出張・遠征中もトレーニングのルーティンを崩さずに済むのは大きい。移動続きで疲労が溜まっている日は、追い込むよりアクティブリカバリー寄りの運用に切り替えるほうが翌日に残らない。

飲食だけで7業態。「今日はもう外に出たくない」という日曜の夜に、選択肢が7つある——これがこの物件の一番の価値である。

客室レビュー:7階747号室、標準仕様の「コックピット」

玄関からの動線。ハンガー掛けとダストボックス

今回の部屋は7階の747号室。間取りはアパ標準のコンパクト設計で、玄関→バスルーム→デスク→ベッドが一直線に並ぶ、いつもの「コックピット」だ。2,311室というスケールの物件でも、1室あたりの設計思想は全国共通で揃っている。この再現性の高さこそ、アパを拠点として選ぶ最大の理由でもある。

客室全景。ベッドと壁掛けテレビ
50型テレビとベッド

ベッドはアパオリジナルの「クラウドフィットSP」。ベッド下に収納スペースが確保されており、スーツケースを開いたまま床に置いても動線が死なない。ヘッドボードには照明スイッチ・空調・コンセント・USBポートを集約した枕元集中コントローラー。横になったまま一通りの操作が完結する。

テレビは50型大型液晶。VOD「アパルームシアター」が無料開放され、200タイトル以上が見放題。加えてNetflix・Disney+等をテレビに映す「キャスト機能」が搭載されているのが、この世代の客室の強みだ。手持ちのサブスクをそのまま大画面に投げられるので、夜のコンテンツ供給に困らない。

デスクとミラー、電気ケトル、アメニティ

デスクは奥行きのあるカーブ形状で、電気ケトル・ミラー・冊子ラックが最短動線に収まっている。ラックには「Apple Town」とアパ社長ファミリーの著書ライブラリがフルスタックでデプロイ済み。ミネラルウォーターとアルコールスプレーも常備されていた。

空調はパナソニックの「ナノイーX」搭載新型エアコン。カーテンは完全遮光の断熱遮熱タイプで、日曜夜〜月曜朝という「翌日が平日」の日程でも睡眠の質が落ちない。細かいが、この非機能要件の積み上げが滞在の体感を決める。

眺望:汽車道・コスモクロック21・ベイブリッジまで抜ける窓

7階という中層階だが、目の前が運河で遮蔽物が無いため、視界は素直に抜ける。

客室窓から。コスモクロック21とワールドポーターズ
横浜ベイブリッジ方面まで抜ける眺望
ヨコハマエアキャビンと汽車道

正面にワールドポーターズ、その奥にコスモクロック21とヨコハマエアキャビン。右手に視線を送れば横浜港と、遠くにベイブリッジ。「観光地の中に泊まっている」という事実が、窓を開けた瞬間に確認できるのは、単純に気分がいい。夜景も当然強いので、ハレの日の宿泊としても成立する。

高層階・眺望指定のプランも用意されているが、7階でもこの見え方になる。眺望に追加課金するかどうかは、「何を見たいか」で判断すべきだ。ランドマークタワーやみなとみらいのビル群を正面に置きたいなら高層階、運河と遊園地の生活感ごと眺めたいなら中層階でも十分満足できる。

電源・通信環境:客室に自前のセグメントを立てる

全客室でWi-Fiが無料。枕元にはコンセントとUSBポート(2.0)が配置されている。

持ち込みガジェット(Logicoolマウス/+F 5Gモバイルルーター)

今回持ち込んだのは、Logicoolの静音マウスと、富士ソフト「+F」の5Gモバイルルーター。2,311室規模のホテルでは、夜間帯に館内Wi-Fiのセッションが集中しやすい。そこで「ホテルの回線に依存しない自前の経路」を1本持っておくのが、この規模の物件での定石になる。

モバイル回線側の設計はpovo2.0 eSIM×5Gモバイルルーター活用術にまとめてある。基本料0円のeSIMを刺しておけば、必要な日だけデータ無制限を立ち上げられるので、ホテル回線の輻輳をコストほぼゼロで回避できる。

ホテルの有線LAN/Wi-Fiを自分専用セグメントに再構築する手順はトラベルルーターでホテル客室を最強の「コックピット」に変える活用術を参照してほしい。持ち出す端末そのものを軽くしたいなら外出先の機動力を最大化する「Chromebook」論理的導入ガイド、キャリアと端末を分散させて単一障害点を潰す設計はiPhoneとAndroidの「2台持ち戦略」にまとめている。

バスルームと大浴殿〜玄要の湯〜

客室のバスルームはシャワーヘッド「Bollina」を備えた標準構成。トイレは壁付リモコンの温水洗浄便座。日常運用としては必要十分だが、この物件で入浴を客室内に閉じるのは明確な機会損失である。

大浴殿〜玄要の湯〜は、イオン化作用が強いとされる光明石を用いた「準天然光明石温泉」(人工温泉)。広い内湯に加えて露天風呂とマイクロバブル湯を備える。一般的なスポーツクラブの浴場より広く、足を伸ばして浸かれるスケールだ。

ただしサウナは非搭載。サウナ目的で選ぶ物件ではないので、そこは仕様として認識しておきたい。温冷交代浴を前提にしたリカバリー設計については自律神経を整える「論理的なサウナの入り方」と究極の水分補給ハックを参照してほしい。露天風呂で湯に浸かってから外気に当たる、という緩やかな温冷の切り替えだけでも、就寝前のリラックスを作るには十分機能する。

深夜の補給線:屋台416RAMENを客室にテイクアウト

1階エレベーターホール前の告知看板

今回の裏テーマがこれだ。1階の屋台416RAMEN。2025年7月18日オープン、昭和レトロの屋台をコンセプトにした業態で、提灯とチャルメラで屋台の臨場感を演出している。店名の「416」は代表者・飯田真一郎氏の名前に由来する。

  • 営業時間:18:00〜翌2:00(L.O. 1:30)
  • 416ラーメン:1,000円(税込)
  • 薄切りチャーシュー麺:1,350円(税込)
  • グルテンフリー麺:選択可
  • テイクアウト:可(客室持ち帰り前提の運用)

今回は416ラーメンと薄切りチャーシュー麺をテイクアウトし、客室のデスクで実食した。

注文は食券機で、現金は不可・電子マネー決済のみという運用になっている。ただしアパカードを持っているなら、アパカード決済のほうが明確に有利だ。館内飲食の支払いがそのままアパポイントに変換され、次回以降の宿泊費に還流していく。今回もアパカードゴールドで精算した。深夜のラーメン1杯まで、修行の原資に取り込んでおくのが合理的である。

テイクアウト容器(フタを開ける前)
客室デスクで実食

スープは鶏がら醤油。濁りのない澄んだ清湯で、脂は浮いているが後を引かない。中太ちぢれ麺との絡みがよく、チャーシューは炙りの香りが立っている。深夜に食べる前提の味の設計——つまり塩分と脂で殴らず、出汁の輪郭で満足させにくるチューニングだ。実際、食後に胃がもたれる感覚はなかった。

そして運用面。大浴殿で温まる → 1階で受け取る → 部屋着のまま客室で食べるという動線が、外気に一度も触れずに完結する。ラーメンのために服を着替えて外に出る、という工程がまるごと消える。これは滞在の快適性に対して、想像以上に効く。

朝食:3階「ラ・ベランダ」GRAND BREAKFAST『YOKOHAMA』

今回は朝食付プランでの宿泊。会場は3階のレストラン ラ・ベランダ、ブランチ営業6:30〜14:00(90分制)である。

窓際席からのみなとみらい
朝食ビュッフェのプレート

窓際席に着くと、ランドマークタワーとクイーンズスクエア、コスモクロック21が一望できる。朝7時の快晴のみなとみらいを正面に置いて食べる朝食——これだけで朝食代の相当部分は回収できている、というのが率直な感想だ。

ビュッフェのコンセプトは「地産地消」。神奈川県産食材を軸にした和洋バイキングで、公式が掲げる5大メニューは以下の通り。

  1. 三浦わかめご飯
  2. 神奈川県ご当地味噌を使った味噌汁(具材日替わり)
  3. 釜揚げシラスに温度卵を載せたしらす丼
  4. 足柄茶のソフトクリーム
  5. 作り立てのバナナスムージー(土日祝は14:00まで)

ライブキッチンでは目玉焼き・オムレツをその場で調理。シラス入りのオリジナルトマトソースやハッシュドビーフソースをかけられる。土日祝はマグロと長芋の漬け丼が追加されるなど、内容がグレードアップする仕様だ。

今回のプレートも、わかめご飯・味噌汁・県産野菜のサラダ・洋惣菜・パン・スムージー・オレンジジュースを一巡させた構成。タンパク質とビタミンを外さず、糖質は必要量だけ入れる——ビュッフェは「食べ放題」ではなく「自分の栄養設計を実行できる場」と捉えると、価値の見え方が変わる。

90分制なので、7時入店なら8時30分まで。日曜夜からの滞在で、月曜の朝をここから始められるのは、週の立ち上がりとしてかなり強い。

昼食:アパ社長カレー 横浜ベイタワー店

アパ社長カレー(焼き野菜トッピング+カツ)

チェックアウト後の昼は、1階のアパ社長カレー 横浜ベイタワー店へ。石川県の金沢カレーをベースにした、累計1,300万食突破の定番だ。全品に千切りキャベツが添えられる。

今回は焼き野菜のトッピングとカツを追加。ルーは濃厚だが重すぎず、キャベツの水分と合わせると最後まで飽きない。営業は朝7:00〜9:30/昼11:30〜15:30/夜16:30〜20:00の3部制、11席・テイクアウト可。朝食ビュッフェを使わない日でも、朝7時からカレーで起動できるという選択肢があるのは面白い。

なお横浜ベイタワー店限定で揚げシューマイのトッピングも用意されている。横浜らしいローカライズだ。

チェックイン/チェックアウトと12時レイトチェックアウト

チェックインは15:00、チェックアウトは11:00。アパ直(公式サイト・アパアプリ)で予約し事前決済まで済ませておけば、前日15時からスマホでチェックインが完了する。当日は部屋番号を確認してカードキーを受け取るだけだ。

チェックアウトはエクスプレスチェックアウトポストにカードキーを投函するだけ。2,311室規模の物件では朝のフロントが混みやすいので、この「1秒チェックアウト」の恩恵は他物件より明確に大きい。

そしてアパ直会員特典の12時レイトチェックアウト(エポスカード提携登録でも取得可)。今回のように朝食をゆっくり使い、部屋に戻って荷物をまとめてから出る——という運用ができると、日曜泊の翌日が一気に楽になる。午前中を客室で作業に充て、荷物を置いたまま身軽に昼へ出る、という使い方も選べる。

予約経路の選び方:朝食付15,800円の損益分岐点

今回はアパ直経由、朝食付15,800円で確保した。この数字をどう評価するか。

朝食の当日料金は大人2,000円前後(前売なら1,800円前後)が目安なので、素泊まり換算では14,000円前後の水準になる。みなとみらいエリアの日曜泊で、大浴殿・プール・ジム・館内飲食7業態が付いてこの価格帯なら、「ビジネスホテルの相場」ではなく「シティホテルの相場」と比較すべき物件だと考えている。

そのうえで判断基準はシンプルだ。朝食を確実に食べるなら、朝食付プランを最初から取る。当日フロントで足すと割高になるし、日曜朝のラ・ベランダは混雑する。逆に翌朝が早い日程なら素泊まり一択で、朝食は外部調達(アウトソース)したほうが時間軸の制約が緩む。

予約経路そのものは、ポイント還元まで含めるとアパ直が基本有利だ。会員価格+アパポイントに加えて、アプリチェックイン・部屋選択・12時レイトチェックアウトという運用面のメリットがアパ直経由でしか効かない。一方、楽天トラベルやじゃらんはセール・クーポン・ポイント倍率の重ね掛けが刺さる局面がある。「素の宿泊料金」ではなく「還元後の実質負担」で比較するのが原則だ。楽天経済圏に寄せているなら楽天ポイントの入口・出口戦略と組み合わせたい。

決済レイヤーまで詰めるならApple PayとGoogle Payの仕様比較と「最強の決済エンジン」構築、原資の配管は銀行口座は「機能別」に配管せよにまとめている。

このホテルが向く人・向かない人

向いている人

  • みなとみらい・赤レンガ・中華街を1拠点から回りたい観光利用の人
  • 大浴殿・プール・ジムまで含めて「滞在そのもの」を目的にしたい人
  • 夜遅くまで外を歩きたくない、館内で夕食からシメまで完結させたい人
  • 眺望・夜景を含めたハレの日の宿泊先を、シティホテルより安く抑えたい人
  • 日曜泊+12時レイトチェックアウトで、週明けをゆるく立ち上げたい人

向いていない人

  • サウナでの整いを宿に求める人(大浴殿にサウナは無い)
  • とにかく宿泊単価を下げたい人(横浜駅周辺のほうが安い選択肢は多い)
  • チェックイン・朝食の混雑を一切避けたい人(2,311室規模ゆえのピークはある)
  • 車移動が前提で駐車コストを抑えたい人(宿泊利用でも普通車2,000円/24時間)

よくある質問(FAQ)

大浴場はありますか?サウナは?

大浴殿〜玄要の湯〜があります。準天然光明石温泉(人工温泉)の内湯に加えて、露天風呂とマイクロバブル湯を備えています。ただしサウナは非搭載です。

朝食の時間と会場は?

3階「レストラン ラ・ベランダ」で6:30〜14:00(90分制)。地産地消をテーマにした和洋ビュッフェで、みなとみらいの景色を見ながら食事できます。

深夜に食事はできますか?

1階の屋台416RAMENが18:00〜翌2:00(L.O.1:30)で営業しています。客室へのテイクアウトも可能です。35階のKITCHEN MANEは金土のみ27:00まで営業、1階にはファミリーマートもあります。

駐車場はありますか?

タイムズの24時間駐車場が併設されています。宿泊者利用で普通車2,000円、ハイルーフ車3,000円。休日は満車になっていることも多いため、電車利用を推奨します。

眺望は何階から良いですか?

今回の7階でも運河越しにコスモクロック21・ワールドポーターズ・ベイブリッジ方面まで見通せました。ランドマークタワーやビル群を正面に置きたい場合は、高層階指定プランを検討する価値があります。

チェックアウトを遅らせられますか?

アパ直(アパアプリ)で会員登録・予約すると、12時レイトチェックアウトの特典が使えます(エポスカード提携登録でも取得可)。標準は11:00です。

総評:泊まるためではなく「滞在するため」の箱

評価軸所感
立地◎ 馬車道3分/桜木町9分/関内10分。みなとみらいと関内の両方に等距離
客室○ アパ標準のコックピット。キャスト機能付き50型TVとクラウドフィットSPで不足なし
眺望◎ 7階でも運河越しにコスモクロック21・ベイブリッジまで抜ける
入浴○ 大浴殿・露天風呂・マイクロバブル湯あり。サウナ非搭載は要確認
館内飲食◎ 7業態+コンビニ。深夜2時まで稼働する屋台416RAMENが効く
朝食◎ 地産地消ビュッフェ+みなとみらいビュー。6:30〜14:00と枠も広い
コスパ○ 朝食付15,800円。館内設備まで含めればシティホテル比で優位
混雑耐性△ 2,311室規模ゆえ、チェックイン・朝食のピークは避けられない

2回目の宿泊で確認できたのは、この物件の本質が「移動の拠点」ではなく「滞在そのものが目的になる箱」だということだ。

初回は、あくまで横浜観光のためのベースキャンプとして使った。今回は逆に、朝のビュッフェから深夜のラーメン、翌昼のカレーまで館内で完結させてみた。結果、チェックインから翌日の昼まで、外に出た記憶がほとんどない。それでいて退屈しない。飲食7業態、大浴殿、プール、ジム、そして窓の外のみなとみらい。1棟が街として設計されている物件は、そもそも「外に出る理由」を用意する必要がない。

日曜の夜に予定を入れず、都市の真ん中で回復だけして月曜を迎える。そういう使い方に対して、このホテルはきれいに応答してくれる。

修行ログは【11泊/20泊】。折り返しを過ぎ、残り9泊。引き続き、次の物件で検証を続けていく。

関連記事:プラチナ修行の宿泊ログと関連トピック

滞在の質を上げる関連トピック

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